事業案内

研修事業

教員免許状更新講習実施要項

教員免許状更新時は、教育職員免許法第9条の規定に基づき、文部科学大臣の認定を受けて実施されるものです。




※ この講座は、当センターの教師用特別カウンセリング研修講座と連携しています。


※:免許更新制の詳細については、文部科学省のホームページをご覧ください。
          http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/index.htm


教員免許更新講習 講義内容の紹介

発達心理学 (担当:北海学園大学・教授 後藤聡 先生)

「講義内容の紹介」

(1) 道徳性とその発達

道徳と道徳性の違いについて論じる。チュリエルの学説による道徳性と慣習の違いについても解説し、区別して教育する資源として活用してほしい。最後にコールバーグによる道徳性の発達論を説明し、教師自身の道徳性を見つめる機会にしたい。

(2) 心が見えにくい青年期の子どもたち

子どもの心が見えにくい発達期と考える青年期を話題とする。まず、身体や性行動などに関する情報を提供し、現実を認知し、教育上の課題として意識してもらいたい。さらに、発達的特質を論じ、子どもを理解するための一助とされたい。

(3) 子どもとの関わり方への提案(心が見える関係を目指して)

カウンセリングに関する話題である。人を誤解する要因やカウンセリングにおける基本事項、C.ロジャーズによるカウンセラーの基本的態度を解説するので、子どもたちとの関わりに活かしてもらいたい。


個人面接法 (担当:北翔大学大学院・准教授 飯田昭人 先生)

「講義内容の紹介」

(1) 子どもの現状と面接における留意点

学校現場で出会う子どもたちの心理社会的背景(いじめ、不登校、非行、発達障害、子どものうつ、貧困ほか)について概説し、子どもたちが自主的・自律的に生活していくための教員のあり方について考えていきます。

(2) 面接技法総論

主に〕菽娘埣羶肝屠 ↓認知行動療法、2搬歌屠,砲ける面接技法を、学校現場でどう活かしていくのかを考えます。面接技法と、それを用いる人間のありようの双方は車輪の両輪であるという自覚のもと、面接技法を深めていきます。

(3) ロールプレイ

机上で学んだ面接技法を、ロールプレイを通して深めていきます。学校現場でよくある事例を取り上げ、面接者、相談者、面接者と相談者を観察する観察者の三者の視点に立って、面接技法を体得していただきます。


学校臨床心理学 (担当:北星学園大学・専任講師 佐藤祐基 先生)

「講義内容の紹介」

(1)自閉スペクトラム症・ADHDの特徴と診断基準

平成14年に行われた文部科学省の調査において、全国の公立小中学校の通常学級に発達障害をもつ児童生徒が6.3%(平成24年の調査では6.5%)在籍している可能性があると公表されました。学校における発達障害への対応のため、発達障害の特徴や診断基準についての基礎的な知識を学びます。

(2)子どものうつ病−発達障害の視点から−

子どものうつ病は、成人のうつ病とは異なる症状を示すため、日常的に関わる家族や担任、友人でさえ、気づけない場合がほとんどです。子どものうつ病は、自殺のような深刻な問題に関連するといわれます。平成23年に行われた北海道教育委員会による小中高生への抑うつ傾向の調査結果などを紹介しながら、子どものうつ病の基本について学びます。

(3)子どもの心理支援−寄り添ってともに考える−

発達障害やうつ病、不登校の生徒への心理支援について学びます。臨床心理士の立場から、心理的問題や学校不適応を克服していった事例を紹介します。事例は、スクールカウンセリングを中心に説明します。その他、学外の相談センターや児童精神科クリニックにおける心理支援の実際についても紹介します。